成功の秘訣 2015 11 29

 テレビや雑誌で、よく、何かで成功した人を紹介していますが、
一般の人には、それが転落への道となるでしょう。
 基本的に、成功者とは、特殊です。
だからこそ、凡人が真似をしても失敗するだけです。
 しかも、成功者も過去に多くの失敗を経験しているはずなのに、
往々にして、成功者は、過去の失敗を語りたくないのです。
その結果、一直線に成功したように見せたがるのです。
 それを凡人が真似をすると、
失敗の山となるでしょう。
 このようなことは、起業や創業において、
よくあることなのです。
 本当は、普通の人にとって必要なのは、
「失敗学」の方です。
 「こうすると、失敗する」、
「ここで勘違いしやすい」、
「ここは、ミスが多発する」など、
一般の人には、失敗談の方が役に立つのです。
 もちろん、親切な成功者は、
著書で、第1章から第2章で失敗談を書いてから、
第3章から成功法則を書くでしょう。
 しかしながら、ここにも落とし穴があるのです。
普通の人は、往々にして、早く成功したいから、
第1章と第2章を読み飛ばして、第3章の成功法則から読み始めるでしょう。
 あるいは、ちゃんと第1章から読み始めても、
早く第3章に行きたいので、うわの空で読んでしまった。
 後で、失敗してはじめて、
成功者の本をじっくり読んでみると、
第1章と第2章に書いてあった失敗を
自分もやってしまったということに気づくでしょう。
 政府は、日本では起業が少ないので、
「起業のすすめ」を推進していますが、
起業の「心構え」を教えないと、失敗者の山となります。
 政府がやっていることは、
「仏作って魂入れず」という状態に近いのです。
英語では、「Ploughing the field, and forgetting the seed.」と言います。
(土地を耕し種をまくのを忘れる)

































































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